パソコンやスマホが主流の今時の子供たちが心穏やかに活字と向き合える空間
新規事業を始めるため、小学生から中学生、高校生を対象に学習塾を開設することにしました。パソコンやスマートフォンに触れる機会の多いお子さんたちに、落ち着いて活字の書物と向き合ってもらえるような空間を作り出したいというコンセプトで内装をお願いしました。
また、子供たちの教室であると同時に、私自身のオフィスでもありますから、自分がそこに身を置くのが心地よいと感じるような空間にできたらと考えていました。
オフィス空間にお願いした決め手は「イメージどおりの空間づくり」
オフィス空間さんにお願いした理由は、最も私のイメージしたものに近い内装を実現してくれそうだと思ったからです。
開校するにあたり、内装や照明をお願いする業者さんは実は5社ほどピックアップして、実際いろいろと提案していただきました。
そんな中、提案の段階で私のイメージ通りの空間づくりを実現してくれそうだったのがオフィス空間さんでした。特に天井高が低いのに、ロフトを作るといった提案を実現してくれそうだった事が依頼した決め手となりましたね。
原状回復が大変だからと断られた業者さんもあったので、こんな低い天井でよくぞ造ってくれたという感じです。
内装に関しては、自然素材を利用した落ち着いた雰囲気を出したいと考えていました。
心を落ち着ける空間はなんだろう。と考えた時に、自然素材である木を利用した内装が一番集中力を発揮できると思ったんです。
そのため、壁にレンガ調のものを貼ってもらうなど、温かみのある空間を作れるように工夫をしてもらいました。
あとは、低いタイプのパーティションを使用して、教室全体を隈なく見渡すことができる空間もポイントの一つです。塾生の方がどこで何をしているのかを把握しやすくしています。壁面の棚には本当は植物を置きたかったのですが、講師の先生が資料置きにぴったりだと言って使うようになったのは誤算でしたね(笑)。
塾の入会の決め手のひとつとして空間のよさも含まれている。
生徒さんやその保護者さま、いわば「お客様」ですが、どの塾でも自由に選ぶことができる立場ですし、どちらの塾でも無料体験なども盛んに行われています。そんな中で、授業の充実などはもちろん、落ち着いて勉強できる空間をつくれたことで、当校を選んでいただいたお客様もいらっしゃいました。
「授業のよさ」と並んで「空間のよさ」も塾では重要なんです。
実際の学習塾運営の中で気づいた良さと課題とは?
オフィス空間さんには、あまり長い工期をとれなかったにもかかわらず、こちらのイメージをしっかりとくみ取って仕上げていただけて、大変満足しています。
これは、実際に塾を運用してみて気づいた事ですが、机のセンター部分あたりがちょうど暗くなるので、生徒たちの手元が暗くなってしまうことがあります。
もともと照明はあまりいじっていなかったのですが、ここには蛍光灯を渡していただくべきでしたね。
あとは、いい机を使ったので、ちょっと重くて掃除に苦労をしています(笑)。もし2校目をつくることがあったら、軽い机をお願いしようと思います。